旧五島プラネタリウム投影機展示保存実行委員会は解散いたしました。
ご支援、ご賛同いただいきありがとうございました。
いままでの活動記録として本サイトは残してあります。

活動報告などはこちら(ニュースレターバックナンバー)


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会計報告
実行委員会メンバー紹介

■国立天文台から特別感謝状と記念品が贈られました。

2017.6.28

当実行委員会の解散に伴い、使い残した基金を国立天文台に寄付いたしました。
このたび国立天文台より特別感謝状をいただきましたのでご報告いたします。
特別感謝状とともに記念品として桐箱に収められた銀河系の立体クリスタルが贈られました。

 

■国立天文台の天文学振興募金寄付者芳名板に記載された当実行委員会名

2017.6.16

国立天文台の天文学振興募金寄付者芳名に当実行委員会からの寄付について芳名板が取り付けられました。

芳名板の取り付け作業

芳名板は企業・団体と個人欄がありますが、 企業・団体の欄に私共の当実行委員会の名板があります。 投影機の展示保存を実現するために寄付してくださった多くの方や団体と、 今日まで投影機展示保存の事業を支えていただいた皆さんのお蔭です。

芳名板の設置場所

国立天文台の26インチ大赤道儀 (今は天文台歴史館と名付けられている) の階段を上った入り口の部屋の左側の壁に写真で見るように、 天文学振興募金寄付者芳名と書かれた金属製の銘板一覧があります。

 

■投影機の還暦のお祝いと実行委員会解散セレモニ

2017.4.6

挨拶する日江井榮二郎実行委員長。

 展示保存された投影機が還暦となる今年4月を節目 に実行委員会の活動が終了することになった経緯を話 し、関係者の皆さまや展示保存にご協力をいただいた 多くの賛同者に実行委員長からお礼の挨拶がありました。

 どっしりとした存在感の有る旧五島プラネタリウム投影機が、 この渋谷の地で活動を始めてから今年で60年経ちます。 いわば還暦を迎えました。 このプラネタリウム投影機に長く付き合いお世話になってきた人々が この投影機に赤いリボンをつけて、彼の還暦を祝うという思いから、 今見るような姿となりました。

 これより先、1957年に天文博物館五島プラネタリウムが開館し、 2001年の閉館までの44年間、1500万人を超える人々が、 宇宙こそ知の源泉であるという知的興奮を共有し、 感性豊かな青少年に知的創造力を醸し出してきました。 この投影機には巧みに工夫された装置が随所に隠されています。 この製作者の技術魂を後世に残し、歴史の重みを感じ取ってほしいという思いから、 投影機は渋谷区に寄贈され、2010年にはその展示保存実行委員会が発足し、 委員長に村山定男さんが就任されました。 そして展示保存をするための基金の寄付を呼び掛けたところ、 村山さんの求心力が強く249名の方々、 13の企業・団体から556万5284円の多額な基金が委員会に託されました。 その基金の一部を使い渋谷区と実行委員会とが協力して 今日まで展示保存を行ってきました。 村山さんは残念なことに2013年8月に他界されてしまい、 そのあとを日江井が引き継ぎました。 今日実行委員会はその役目を終えましたので閉じることとなりました。

栄えある歴史を語り続けるために、基金の残高227万2683円を、 寄付先である国立天文台を代表して、渡部潤一副台長に受取って頂き、 「プラネタリウム・科学館等に関連した天文学の普及・発展に寄与する活動」 に使っていただくことになりました。

本日は、還暦を祝う日、実行委員会の閉ぢる日、 こよなくこのプラネタリウムを愛した多くの人々の温かい遺志の伝達の日と 三つの重なった集いです。 想い出は身に残りつつも、このプラネタリウム投影機の前途が輝かしき時を 迎えることを念じて挨拶といたします。

旧五島プラネタリウム投影機展示保存実行委員会委員長 日江井榮二郎

 

寄付目録贈呈(左:渡部潤一副台長、右:日江井榮二郎実行委員長)

 当実行委員会の活動を終わるのにあたり、投影機展示保存にかかわる 基金の残金をプラネタリウム施設と国立天文台の天文普及共同事業等に活用 していただくように寄付先である国立天文台を代表して渡部潤一副台長に 受け取って頂きました。

国立天文台渡部潤一副台長から寄付に対する お礼の言葉と有効活用する方針が述べられました。

解散セレモニ の記念写真
参加者: 左から木村委員、 村松委員、 渡部副台長、 日江井実行委員長、 増沢元委員、 工藤委員、 小川副委員長、 若松委員、 小島委員 撮影:川口編集長(星ナビ)

 解散セレモニ の様子は5月2日発売の(株)アストロアーツ・星ナビ(6月号) に掲載されています。

 

■投影機清掃作業と還暦ディスプレイ、解散告知パネル設置を行いました

2017.3.17

 

投影機前に設置した実行委員会の解散告知パネル。
作業に参加した実行委員の記念写真。
参加者: 左から若松委員、工藤委員、村松委員、小川副委員長、小島委員、齊藤委員
還暦ディスプレイ
4月1日に還暦を迎える投影機に蝶ネクタイをプレゼント。

 


還暦ディスプレイの前に清掃作業を実施。

 

■投影機の清掃作業を行いました

2016.12.10


委員会としては「最後の清掃」となることから、頂上を清掃。

柄の長いハタキで埃を払う。

台座をモップで清掃。

台座を掃除機で清掃。

台座についた油をティッシュで拭き取る。

化学ぞうきんで投影機と周辺機器を丁寧に拭き取る。

最後に投影機周辺の全体を清掃。

台座を掃除機で清掃。
参加者: 小川副委員長、工藤委員、小島委員、村松委員

 

■投影機の清掃作業とパネルの交換を行ないました

2015.12.8

 今回は柄の長いものを購入して投影機の上まではたくことができました。

パネルを交換して、投影機の解説、投影機設置工事写真、「投影機の設置経過報告」と「五島プラネタリウム開館時の絵葉書」です。

 

■パネルの交換作業を行ないました。

2015.5.16

 今回は、1962年5月のパンフレットとポスターから投影機設置工事写真に交換を致しました。

現在、パネルは3枚あって、左から投影機の解説、今回追加した投影機設置工事写真、「投影機の設置経過報告」と「五島プラネタリウム開館時のパンフレット」です。

 

■パネルの追加設置作業を行いました。

2015.4.5

 今回は、投影機設置の経過と開館直後に発行した五島プラネタリウムの案内パンフレットです。

現在、パネルは3枚あって、左から投影機の解説、1962年5月のパンフレットとポスター、今回追加した「経過報告」と「五プラ開館時のパンフレット」です。

 

■パネルの交換作業を行ないました。

2015.3.11

今回は1962年5月のポスターとパンフレットです。

 

■投影機の簡単な清掃作業とパネルの交換を行ないました。

2014.12.27

左:手の届く範囲で投影機のホコリを丁寧に払いました。
右上:化学ぞうきんで器械部分を丁寧にふきました。
右下:台座の汚れを丁寧に拭き取りました。

パネルの取り替え作業を行ないました。 今回のパネルは2014年9月30日惜しくもお亡くなりになった、 旧五島プラネタリウムの解説員であった、小林悦子 先生を偲んで、小林先生が撮影されたカノープスが パンフレット表紙となっている、1962年2月分と 致しました。

 

■新館長への表敬訪問とパネル入れ換え

2014.10.27

この4月に渋谷区文化総合センター大和田の館長に就任されました、可部暢宏館長への表敬訪問を行いました。

「1962年10月のポスター」を「1962年12月のポスター」に取り替える作業を行いました。

 

■パネル入れ換えとすす払い

2014.8.31

パネルの交換作業を行いました。 今回は、1962年10月のポスターとパンフレットです。

投影機周辺の簡単な清掃作業を行いました。 道具の届く範囲で投影機のホコリを払い、床に付いていた油やほこりを きれいに拭きました。

 

■桑原敏武渋谷区長を表敬訪問した実行委員の記念写真

(写真説明) 右から斉藤 茂・大和田施設館長、日江井榮二郎・実行委員長、桑原敏武・渋谷区長、小川誠治・実行副委員長、村松 修・事務局担当。

 

先日渋谷区役所に伺い、桑原敏武渋谷区長への表敬訪問を行い
ました。これは、故・村山定男実行委員長が本年8月13日ご逝去
され、後任の日江井榮二郎委員長と小川誠治副委員長が就任の
挨拶に伺ったものです。 会見では、故・村山定男元実行委員長
の話題となり、桑原区長から「人格、識見ともに優れた方で、
本当に惜しい先生を亡くした。村山先生のご尽力もあり、旧投影
機を保存しておいて良かった。先生には感謝している」旨のお言葉
を頂戴しました。
日江井委員長からは、故・村山先生のご功績について、持参された
新聞記事や実行委員会の写真などをお見せしながら、生前村山先生
と貴殿との厚い信頼関係により、旧プラネタリウムの保存・展示
ができた歴史があると話し、今後は村山先生のご遺志にのっとり、
貴殿や区側と相談しながら、より良い展示を考えていきたいと述べ
ました。
桑原区長から、故・村山先生への絶賛のお言葉をいただくとともに、
今後もよろしくお願いしますとのお言葉を改めて頂戴いたしました。


 

■旧五島プラネタリウム投影機展示保存実行委員会について

(以下、実行委員会と略します)

この実行委員会は、旧五島プラネタリウム職員、関係者、五島プラネタリウムファンで
あった有志で組織しました。実行委員会の目的は、平成13年3月に閉館した(財)天文
博物館五島プラネタリウムで44年間活躍したツァイスプラネタリウム投影機を平成22
年秋にオープンする渋谷区文化総合センター大和田に展示・保存することでした。

実行委員長には、閉館時の五島プラネタリウム館長、村山定男が就きました。
実行委員会の作業部会には、この保存展示活動に賛同する有志が多数協力しました。
メンバーは投影機を復元して、かつての雄姿を皆さんにご覧いただきたいと願い活動
し、多くの方々のご賛同とご協力により平成22年11月21日に展示保存ができました。

 

   


渋谷区文化総合センター大和田2階に展示保存されたツァイス投影機